弾性波素子技術研究コンソーシアム 新学校シリーズ

弾性波素子技術 夏の学校

 

主 催 弾性波素子技術研究コンソーシアム

 

この学校シリーズは,弾性波素子技術第150委員会の主催ではじまり,主に弾性波素子技術に関わるエンジニア向けに,夏と春の年2回,理論と理論の実践を教える場として1日集中講義で開催してきました。今回,弾性波素子技術第150委員会の後を受けて,弾性波素子技術研究コンソーシアムが設立されましたので,今後,学校シリーズをこのコンソーシアムのもと開催します。COVID-19は国内では小康状態ですが,世界中ではまだ猖獗極まっています。そこで,今回の夏の学校はインターネット経由で開催します。また,弾性波素子技術研究コンソーシアムの発展を祈念し,今回は会員企業様と学生を対象にして無料で開催します。

学校シリーズでは,毎回,講義する話題を絞り(概論に終わらず),基礎から専門的な内容までを含めるようにし,受講者の多くが「やや難しい〜丁度よい」と感じる難度を目指しています。一方,初学者向けには導入セッションを設け,主に基本概念や学習ポイントを整理します。さらに,講義終了後のフォローアップセッションでは,講師陣ができるだけやさしく質問に答えます。

2020年の講師は,垣尾省司教授(山梨大学)と水戸部整一博士(太陽誘電モバイルテクノロジー)です。垣尾教授には,2019年に「リーキー系SAW伝搬解析と高性能異種材料接合基板構造への適用」と題して講義をして頂きましたが,そこでは電極は取り扱いませんでしたので,今回は電極を取り扱うための基本を解説して頂きます。水戸部博士には,普段,皆様がツールとして使っているFEMについて,そこではいったいどのような計算が行われているのかといった基本を解説して頂きます。さらに,FEMによってCOMパラメータを求める方法といった実践的な内容も講義して頂きます。お二人の講義を続けて聞いて頂くことで,日々の業務をより実りあるものにして頂ければと思います。(世話人:田中 秀治=東北大学)

 

日 時 2020917日(木) 10:0017:30

会 場 Zoom

97日(月)10:0011:00914日(月)10:0011:00に接続テストを行います。接続テストへの参加は必須ではありません。

※接続先と参加パスワードは参加登録者にお知らせします。

対 象 弾性波素子技術研究コンソーシアム会員企業の社員

弾性波素子技術研究コンソーシアム委員

学生

※受講は無料です。

内 容

10:0011:00 導入セッション

講師 田中 秀治(東北大学)

講義に先立ち,講義の全体像を概観して学習のポイントを整理するとともに,初学者や初級者にとってわかりにくい概念などの導入を行う。

11:0011:10 休憩

11:1012:10 モード結合理論と等価回路解析法によるSAW共振子の解析(前半)

講師 垣尾 省司(山梨大学)

すだれ状電極(IDT)とグレーティング反射器から構成されるSAW共振子の物理的な振る舞いについて解説する。まず,周期構造上を伝搬する波動についてモード結合理論(COM)による解析方法を示し,COMパラメータの意味を解説する。次に,Smithの等価回路に基づく分布定数線路を用いた等価回路解析法について解説する。いずれも一次元モデルに対する解析例を示し,反射特性や共振特性と各種パラメータとの相関について解説する。

12:1013:00 昼休み

13:0014:00 モード結合理論と等価回路解析法によるSAW共振子の解析(後半)

講師 垣尾 省司(山梨大学)

14:0014:10 休憩

14:1015:10 弾性波デバイスのFEM解析手順と設計シミュレーションへの応用(前半)

講師 水戸部 整一(太陽誘電モバイルテクノロジー)

弾性波素子のFEM解析方法について解説する。圧電体の構成方程式,運動方程式,および準静電近似したマクスウェルの方程式に有限要素法を適用して,FEM行列方程式を構築してそれを解く手順を示す。解いた結果,SAW素子のモード解析,音速,結合係数等の情報が得られる。一方,SAWフィルタの特性計算および設計は,COM(モード結合理論)法により計算するSAW素子のアドミタンスとそれらを組み合わせたアドミタンス回路網を解くことで行なう。FEM解析で得られた情報をCOMパラメータの決定に応用することについて解説する。

15:1015:20 休憩

15:2016:20 弾性波デバイスのFEM解析手順と設計シミュレーションへの応用(後半)

講師 水戸部 整一(太陽誘電モバイルテクノロジー)

16:2016:30 休憩

16:3017:30 フォローアップセッション

司会 田中 秀治(東北大学)

申込法

2020831日(月)までに,弾性波素子技術研究コンソーシアムの委員を通じてお申し込み下さい。事務局が混乱しますので,参加者各位からのお申込みや問合せはお控え下さい。各委員におかれましては,参加者の氏名,所属,および電子メールアドレスをExcelファイル(任意形式)にまとめて,以下の問合先にお送り下さい。リモート開催では,講師にはどのような方が受講されているのかわかりませんので,頂いた情報をもとに受講者名簿を作成して講師に配布します。氏名と所属に加えて任意で業務内容と経験年数を記入頂けますと,質疑の際の助けになるかもしれません。

講義資料は電子ファイルで配布します。本ウェブサイトからダウンロードして下さい。ファイルを開くためのパスワードは,弾性波素子技術研究コンソーシアムの委員を通じてお知らせします。

問合先

東北大学 大学院工学研究科 ロボティクス専攻 田中()研究室

相原 友子(弾性波素子技術研究コンソーシアム事務局)

Tel: 022-795-6934

田中(秀)研究室ウェブサイト

以上